アメリカへ大学留学をお考えの方へ。
留学したいけど、、、お金がぁぁぁぁぁ(泣)
ですよねー。余程のお金持ちでもなければ、留学する皆がぶつかる壁、「お金」。
でも、一番気になるのは…
自分の出費を出来るだけ少なくする方法
& 必要なお金を集める方法
ではないですか?
そこで本記事では、ズバリ留学費用の節約方法と工面方法をまとめました。
このウェブサイトでは、留学前に絶対知っておいた方が良い情報を「アメリカ留学Tips」としてシリーズでお伝えしています。真剣に留学(特に大学留学)を考えている方はぜひ他の記事もチェックしてみてください。
1. 留学費用の節約方法
私が考える節約方法は次のとおりです。以下、順に解説します。
- 英語力を上げる
- 高校で良い成績を取っておく
- 願書提出時に推薦状を用意する。自分のアピールポイントを整理しておく
- 適切なプログラム、学校を選ぶ
- 学費の安い大学へ行く
- 奨学金を多く出す大学へ行く
- 日本の奨学金を利用する
- 計画的に単位を取る
- なるべく早く卒業する
- 土地、物価の高い街へ行かない
(1) 英語力を上げる
① 英語力があれば、ESLの費用を節約できる
各校、留学生についてはTOEFLの最低スコアを設定しています。学部レベルだと低い学校で61〜、真ん中が82〜、高い学校は100くらいです。指定されたスコア以上を取得できれば、ESLへ行く時間とお金を節約できます。ESLは1 termなら、現地に慣れ、大学進学への助走をつけるのに良いかもしれません。でも、お金も時間もかかるので、目的が大学/大学院進学なら長居は無用です。
② 英語が使えると、余計な費用を節約できる
留学生が抱えるストレスは凄まじいです。TOEFLスコアに関係なく、初めての海外生活なら、言葉も文化も社会も違う別世界に一人ぼっちでいる訳で。実際、心身を病む人もいます。そうなったら、元も子もない。留学を無駄にせず、病気にもならないようにするには、英語である程度コミュニケーションが取れることが必要です。そうすれば友達もできます。心に余裕も出てくるってもんです。
③ 奨学金、良い仕事を取りやすい
実力があっても、英語ができなければアメリカの大学で良い成績は取れません。授業で何が行われているか分からず、毎回課される宿題をこなすのもかなりキツイ。学校で吸収できるはずのものが半分も吸収できないかもしれない…せっかく留学しているのに勿体ないです。
英語力がある → 授業、宿題がラク → 良い成績を取りやすい → 奨学金、良い仕事を獲得するチャンスが高くなります。
④ 耳より情報が入る
英語ができれば大事な情報、お得な情報をキャッチできます。英語ができないと周りで何が起こっているか分からず、とにかく不安です。英語力であなたのアメリカ生活の充実度、将来性は変わってきます。お金に関することはもちろん、周りの人たちから色々と有益な情報をもらえます。
(2) 高校で良い成績を取っておく
アメリカの大学には大学受験はなく、書類選考が基本となります。必ず提出しなければならないのは、高校の成績証明書です。アメリカでは日本の高校の偏差値がどうであれ、関係ありません。あなたの高校の成績が良ければ、合格も奨学金確保の可能性も高くなります。
逆に言うと、日本で偏差値が低い高校にいたとしても、高校の成績が良ければ、アメリカの名門校へ行くことは十分に可能です。
(3) 推薦状を用意し、自分のアピールポイントを整理しておく
「推薦状=あなたの保証書」です。大学から必要だと言われなくても、高校や大学の先生、あるいは、専攻分野の先生から推薦状(英文)を1〜3通くらい用意しておきましょう。
推薦状によって、大学側は「あなたがどんな人間」で、「どんなことができて」、「今まで何をしてきたのか」について、客観的な意見を他のプロフェッショナルから得られます。大学に欲しい人間だと思わせれば、合格する可能性、より多く奨学金を獲得できる可能性が高くなります。行きたい大学にゆかりのある先生から推薦状がもらえれば、信頼性が増して一層効果的です。Essayなどの課題を提出するタイミングで、推薦状も送ってしまいましょう。
また、上手に自分をアピールすることも大切です。自分のことを一番説明できるのは自分です。変な謙虚さは脱ぎ捨てましょう。予め、個性、特技、経験などを整理しておき、Essayでしっかりアピールします。面接で聞かれても対応しやすいし、好印象を与えられます。
(4) プログラム、学校をちゃんと選ぶ
留学はいずれにせよ、お金・時間ともにかかります。まず、あなたがアメリカで何をしたいのかハッキリさせておくことが一番無駄がないです。
同じ専門分野でも、学校やプログラムによって勉強する内容、卒業までかかる年数、取れる学位、学費が全然違うので、自分の趣向や目的に合った学校をしっかり調べて入学することが必要です。
(5) 学費の安い大学へ行く
学費は留学費用の大半を占めることになります。大学によって学費が全然異なるので、安い大学へ行けば、それだけでかなり節約になります。
参考:アメリカ留学 Tips16 最も学費が高いvs安い私立大学10選
(6) 奨学金を多く出す大学へ行く
学費が高い大学でも、奨学金が多くもらえるなら、学費の安い大学へ行くのと同じことになります。アメリカの大学から出る奨学金は返済不要で、入学時に付与された奨学金は卒業までもらえます。中には、成績優秀者に対して全学費免除制度を持つ学校もあります。あなたを高く評価してくれる=奨学金を多くもらえる学校に行きましょう。
参考:アメリカ留学 Tips14 知らないと損する奨学金のはなし、アメリカ留学 Tips15 留学生に奨学金を多く出す10大学
また、上手に交渉するスキルも必要です。もし、いくつかの大学が合格を出してくれた場合、本命の大学の奨学金額が低いなら、あなたの状況を説明して相談を持ちかけるのもアリです。本命の大学があなたを欲しいと思ったら、奨学金の額を上げるはずです。
(7) 日本の奨学金を利用する
大学の奨学金の他にも、アメリカでは様々な財政的サポートがありますが、ほとんどの場合、留学生は対象外です。
なので、日本で申し込める/日本人を対象とした奨学金に予めチャレンジしておいた方が良いです。日本の奨学金は、渡米1年前に締め切ることが多いので、注意してくださいね。
(8) なるべく早く卒業する
当たり前ですが、なるべく短期間で卒業すれば、費用を節約できます(もっとも、学生ビザでアメリカにできるだけ長くいたい人には向かない方法です)。
アメリカは日本の大学のように「4年間在籍しないと卒業できない」なんて縛りはないです。サクサク単位を取れるし、卒業単位全て取ったら卒業となります。
既に学士を持っているなら、専攻変えしても早ければ1年半で卒業できます。初めての学士取得でも、早ければ2年半で卒業できます。その後、大学院へ進むこともできるし、あるいはOPTで1年働くこともできます。OPTを1年して、また大学院へ進むこともできます。
早く卒業するには、次の方法があります。
① コミカレを上手く利用する
多くのアメリカ人学生は、4年制大学に4年丸々行くより、コミカレから4年制大学へ編入したり、夏休みにコミカレで一般教養を取って節約します。留学生だって同じこと。授業のレベルはコミカレも4年制大学も変わらないので、使わない手はないです。
② Test outする
必修クラスでも、内容が簡単に感じるなら、学期のはじめに先生にテストをお願いしてTest outしてしまいましょう。テストにパスすれば、その単位は取る必要がなくなり、次のレベルの授業や他の授業を取ることができます。
③ 日本の大学の単位を移行する
既に日本の大学で取った単位があるなら、アメリカの大学へ移行すれば、その分時間とお金を節約できます。あるいは、夏休みなど日本に帰国している間に大学の科目等履修生となって、必要な単位だけ取得して移行することもできます。
④ アメリカの大学で夏季講座を受ける
夏休み期間中は、正式な学期とみなされませんが、多くの大学では夏季講座を開講しており、学生は単位を取得することができます。自分の大学で取っても良いし、他大学へ行っても良いです。
その分の学費は別途発生するため、自分の大学より安い大学やコミカレへ行かないと節約になりませんが、有名大学でも申し込むだけで授業を受けられるし、他の大学にしかないクラスを取れたり、交友関係を広げられたり、可能性が広がると思います。
⑤ アメリカの大学のオンラインコースを取る
ちなみに、時間のあるときにアメリカの大学のオンラインコースで単位取得する方法もあります。留学前でも留学中の休暇の間でも日本にいるときにできるし、あるいは、アメリカで夏休みを過ごしているときにもオンラインコースを取ることができます。
しかし、日本にいながら授業を受ける場合は、アメリカとかなり時差があるので、授業参加が大変かもしれません。
また、日本の大学で単位取得するのと異なり、成績評価期間を通さずに単位移行できるのでラクですが、どの大学で単位を取るかをよく考えないと自分の大学に単位移行できない場合があるので、注意してください。
参考:アメリカ留学 Tips 5 行ってはイケナイ大学、アメリカ留学 Tips 7 アメリカの大学の単位や授業を詳細解説
(9) 計画的に単位を取る
大学の方で、卒業までに毎学期どのようなクラスを取っていくか、モデルを提示してくれていると思います。基礎レベルの単位を取得、あるいはTest outしていないと次のステップへ進めないので、一つひとつ確実に単位を取っていく必要があります。
しかも、アメリカの大学は3回欠席すると落第になったり、宿題やテスト、課題、全ての積み重ねで成績が付けられるので、日本の大学より厳しいです。体調をケアしながら、計画的に単位を取りましょう。
(10) 土地、物価の高い街へ行かない
生活費については、とにかく家賃を抑えるのが節約のポイントです。余程の理由がなければ、New York、Los Angelesはとにかく家賃が高いので、避けた方が無難です。田舎の方が土地、物価が安いですが、利便性などを考えると、ほど良く田舎がオススメです。州の中心都市は高いですが、少し離れれば手頃な値段になります。
学生寮やStudent Apartmentも、特に安いわけではありません。また、あまり安い物件は安全性や家の設備面で心配な部分があります。身内や知り合いの方が近くに居れば、下宿させてもらうのが一番です。あとは、学校の友達とシェアしたり、周りの人のツテでシェアすると良いです。
また、外食は高いので、自炊すると費用を抑えられます。
参考:アメリカ留学 Tips11 アメリカでの生活費っていくら?
2. 留学費用の工面方法
工面方法と言っても、大きく言えば「自分で稼ぐ」か「他人からもらう」の2択しかありません。上記で触れた奨学金をもらうのも「他人からもらう」の1つですし、学生ローンを組むのも「一時的に他人からもらう」ことになります。
(1) 家族、身内など周りの人に支援してもらう
特にあなたが10代、20代なら、自分で留学費用全てを捻出するのは難しいでしょう。そうなると、まずはご両親や身内の方に頼ることになります。身内以外でも助けてくれる人がいるかもしれません。あなたがすべきことは、支援者を見つけ、きちんと説得すること。出世払いでお返ししましょう。
(2) 日本にいる間に自分で稼ぐ
誰かが全費用を肩代わりしてくれなければ、自分で稼いで費用を捻出するしかありません。
留学前に働いて貯金するにしても、ローンを組んで留学後に返済するにしても、留学自体とてもお金がかかるものなので、「いつ/どんな方法で稼ぐか」、「どうやって貯めるか」、「どのくらい時間をかけるか」、よく考えなければなりません。
若いうちに色々経験しておくに越したことはありません。留学だって、私のように40代でするより、10代、20代、30代の方が良いと思います。どういう手段で資金を確保するのか、あなたの年齢、能力、英語力、財力のバランスをよく考えて計画を立てる必要があります。
(3) 留学中にバイトする
留学中のバイトはオススメです。留学生は、基本的に学内で週20時間までしかバイトできませんが、それでも生活費の足しになります。お金以上に得られるものも多いので、絶対やった方が良いと思います。