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アメリカの音大(大学)の音楽系専攻まとめ

音大情報
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アメリカの大学へ音楽留学して、どんなことが学べるの?

と思っている皆さまへ。

「音楽留学」の夢はあるけど、具体的な情報が中々掴めず困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

かつての私もそうでした。

私は、音楽留学のために自力でアメリカの大学を100校近く調べ上げ、アメリカの音大に入学→転校→転科→卒業しました。意外と日本国内にはアメリカの大学情報がないので、当時は自分で調べるのがとても大変でした。また、実際に留学したからこそ分かったことも沢山あります。

このウェブサイトは、かつての私のように情報不足で迷える方々へ、少しでも私が得た経験や知識をシェアできたらと思い、作成しています。

本記事では、アメリカの大学で音楽を学んでみたい!という方へ向けて、そもそも「アメリカの大学にはどんな音楽関連の専攻があるのか」ご紹介し、概要を説明します。

一口に音楽と言っても、日本と違って色んな選択肢があります。

自分のやりたいジャンルが学べるか知る必要もあるのでアメリカの音大(大学)で専攻できる音楽ジャンル6選【詳細解説】や、入学するプログラムによってどれだけ音楽を濃く勉強するかが異なってくるのでアメリカの音大(大学)の音楽系専攻で取れる学位とは?を併せてご覧いただくと、より「アメリカの大学で音楽を学ぶ」がイメージしやすいかと思います。

では、あなたのやりたいことがアメリカの大学で学べるか、どの専攻に当てはまるか、ぜひチェックしてみてくださいね!

ちょっと長いので、必要なところだけ読んでね

1. アメリカの音大(大学)の専攻の種類

ざっと挙げると、音楽関係の専攻には次のようなものがあります。

  1. Performance
  2. Jazz Studies
  3. Popular Music
  4. Church Music
  5. Musical Theater
  6. Conducting
  7. Composition and Music Theory
  8. Songwriting
  9. Music Technology
  10. Music Business
  11. Music Education/ Pedagogy
  12. Music History
  13. Ethnomusicology/ World Music/ Musicology
  14. Music Therapy
  15. Acoustics

以下、順に説明します。

(1) Performance

Performance専攻は、歌(Voice)や楽器(Instruments)の演奏について学びます。中には、DJをこの専攻に含める学校もあります。音楽関係の専攻の中でも一番学生数が多く、将来プロミュージシャンとしてパフォーマンスできるような訓練を受けるところです。

この専攻は、Performanceに関連する授業がプログラム全体の65%を占めると言われます。とは言え、どの学位や資格を取るか、どんな学校を選ぶかによって、その割合(音楽をガッツリ勉強できるかどうか)が変わって来るので注意です。

Performance専攻は、さらに楽器で細分化されます。音大であれば、大概の楽器は専攻できます。よくあるのは、Voice, Brass, Guitar, Keyboard(Piano, Harpsichord, Organなどの鍵盤楽器), Percussion, Strings, Woodwindsです。リベラルアーツ・カレッジだと、Voice, Guitar, Keyboardなどはできるでしょうが、音楽に特化した学校ではないので、あなたの楽器の先生がいるかどうか、予め確認しておいた方が良いと思います。

Performance専攻には中心となる授業が2つあります。

1つはPrivate Lessonsというマンツーマンもしくは少人数で行われる、週1回30分〜1時間のレッスンです。あなたのレベルや好みにあわせて指導を受けられる、学生にとって最も重要な授業です。

Performanceの学生は、ソロの経験値を上げるため、学内リサイタルでのパフォーマンスがマストであったり、Juryという実技試験があったりします。BM(BMus)という音楽専門のプログラムの場合は、Junior、Seniorになると単独リサイタルの企画、運営、監督、演出、演奏が求められ、共演者探しや交渉など、何から何まで自分でやらなければならないので難易度が上がります。また、自主的に学外でパフォーマンスすることを推奨され、学生も積極的に演奏する機会を求めます。

Private Lessonsの先生は、そうした一人前のミュージシャン、パフォーマーとなるために全面協力してくれる存在です。正に師弟関係ですが、アメリカ人は上下関係に重きを置かないので、先生だけど堅苦しさがなく、気さくで、時として友達のようにも感じられます。

Private Lessonsはできるだけ長期かつ多く受けられた方が良いのですが、Freshmanには基礎科目の履修を優先させてSophomoreからPrivate Lessonsをオファーする学校も結構あります。基礎科目をテストアウトできたり、入学時からPrivate Lessonsを履修できる学校を探せば、最初からしっかり演奏を学ぶことが出来ます。

そしてもう1つ、中心となる授業は、アンサンブル(Ensemble)です。これもPerformance専攻は必修で、在学中は常に何かしらのアンサンブルに所属し、グループで歌ったり演奏したりする実践的な経験を積むことになります。ちなみに、初歩的なアンサンブルにはオーディションがありませんが、通常はオーディションをパスしないと履修できません。

Performance専攻と一口に言っても、学校によって内容や設置のされ方が結構違います。Classical, Jazz, Contemporaryと扱う音楽ジャンルが異なっていたり、ジャンル別に学部や専攻を設けていたり、1つの専攻で全ジャンルを網羅したいたり、主専攻にはないけど副専攻で設置されていたり(例えば、Hip Hop Majorは無いけどHip Hop Minorとして設置されているなど)。なので、よく調べ、実際に大学に問い合わせたりして、自分に合ったプログラム内容の学校を見つけ出す必要があります。

例えば、もし、あなたが

クラシック系のPerformance専攻に入りたいけど、ジャズもやりたい!

と思ったとします。まずはクラシックのPerformance専攻がある大学を探します(Performance専攻は大概クラシックですが)。その学校にジャズ・アンサンブルがあれば、グループセッションとしてのジャズが学べることが分かります。他のジャンルも同様です。もし、アンサンブルでやりたいものが無い場合は、学校側に新規設置を求めることもできます。アンサンブルの他にも、マイナーで専攻できる場合もあるし、大学にやりたいものの専攻や授業があれば他学部、他学科でも履修することが可能です。熱意があれば受け入れてくれる先生が多いので、直談判して授業に入れてもらったり、先生と一緒に学外でセッションやワークができる場合もあります。

余談ですが、アメリカでは、人前でパフォーマンスする芸術をPerforming Artsと呼びます。音楽の演奏、歌、ミュージカル、演劇、ダンス、スタンドアップ・コメディーなどがPerforming Artsと呼ばれます。

(2) Jazz Studies

ジャズ専攻です。Performance専攻でJazzが学べる学校もありますが、学校によってはJazz Studies単独でプログラムがあったり、独立した学部があったりします。

Performance専攻に比べると、Jazz Studies専攻の方が更に実践的かつ学問的になっていて、よりプロ志向が強いです。なので、「ジャズを勉強したい!」と強く思っている人は、最初からJazz Studies専攻/学部のあるところを探すのが手っ取り早いと思います。念の為付け加えると、ボサノバはジャズの1つなので、ボサノバやりたい人もJazz Studies専攻/学部へ。

当たり前ですが、この専攻はJazzで使われる楽器でないと専攻できません。基本的には、Brass, Woodwind, Percussion, rhythmです。もちろん、Piano (Keyboards)も含まれ、rhythm sectionとして使われたりします。Guitarも恐らくJazz専攻にあると思います。残念ながら、VoiceをJazz専攻に設置している大学はあまり見ません。かと言って通常のPerformance専攻でVoiceを取るとクラシックになってしまうことが多いので、学校を探すときは要注意です。

この専攻も、Performance専攻と同様、Private Lessons、リサイタル、アンサンブルは必修です。そしてJazz特有のimprovisation(即興演奏)の授業などがあります。Music Coreと呼ばれる音楽の基礎授業、Music Theory, Musicianship (Ear Training)もハイレベルになります。また、学校によってはクラシックのレッスンが必修となるところもあります。

(3) Popular Music

クラシックやジャズに比べると、ずっと数は少なくなってしまいますが、それでも近年増えてきているのがPopular Music専攻です。ジャンルとしては、Pop, Rock, Country, R&B, Urban, Latin, Contemporary Christian musicなど、ClassicやJazzに含まれないようなものなら何でもという感じです。とは言え、ある程度Classic, Jazzも学ぶことになります。

この専攻ではVocal, Instrumentalsの演奏を学ぶのはもちろんのこと、Songwriting, Audio Recording, Music Businessなどを必修とするのが特徴です。実際に音楽業界で行われていることを幅広く実践的に学ぶため、単に「演奏だけ勉強してきました」という人より、音楽業界へ入りやすいと思います。

主専攻として設置している大学は多くはありませんが、副専攻や授業の1つとしてPopular Musicを設けている学校は結構あります。

(4) Church Music

キリスト教の教会音楽専攻です。この専攻は教会系の大学にあり、教会のMusic DirectorやMusicianを育成する目的で設置され、神学音楽を学ぶ点に特徴があります。従って、単にゴスペルなどの教会音楽が好きだからという理由で行くところではありません。

音楽系のカリキュラムについては、教会で演奏され歌われてきた音楽を勉強するため、歌を中心として、クワイヤーの指揮、ピアノやオルガン伴奏などを学びます。加えて、作曲・編曲などを学ぶこともあります。

生粋の、特に黒人系の教会Musician達は、とにかく耳とリズム感が良く、皆歌がすごく上手いです。そして表現力、情熱、エネルギーが凄まじい。ある意味、彼らは生まれた時から教会で音楽の特訓を受けてきた訳で、その卓越した技術で奴隷制の苦難の時代・強い信仰心を音楽で語り継いでいるんだと感じます。

(5) Musical Theater

ミュージカル専攻です。学校によって、Musical Theater単独で専攻/学部を設置している場合もあれば、Drama/ Theater学部にあったり、Vocal Performanceプログラムの一環として設置している場合もあります。

この専攻は、音楽、演劇、ダンスが組み合わさっているカリキュラムが特徴です。

音楽的には、歌が中心となるため、音楽の基礎的な授業に加え、発声、声楽を学びます。「話す」「演じる」「舞台」ありきで「歌」を学ぶのが大変興味深く、Voice専攻の学生にとってもMusical Theatreは大変勉強になります。Private Lessons (Vocal)は必修です。

(6) Conducting

指揮専攻です。バンド、クワイヤー、オーケストラ、種々のアンサンブルの指揮法、音楽上のリーダシップを学びます。

楽曲分析、作曲、編曲、リハーサル計画、演奏計画といった授業があります。指揮する対象によって、楽器の演奏または合唱を学ぶこともあります。

「のだめカンタービレ」を思い出して欲しいんですが、オーケストラだろうと、室内楽だろうと個々のMusicianは独立していて、一人ひとりが音楽職人です。

つまり…Musicianはクセが強い!

個性的なMusicianを一つにまとめ上げるのは、どんなに大変なことか。指揮者は誰よりも深い曲への理解、自分の解釈を各Musicianに伝え納得させ指導する力、個々を一つにまとめ上げる力、高度な音楽知識・能力が必要となるのは想像に難くないでしょう。

なので、どちらかというと大学より大学院に多く見られる専攻です。この専攻を取るなら、世界有数と言われるオーケストラやアンサンブルのある街の学校へ行くと良いと思います。

私が日本でお世話になった指揮者の先生は、すごく小さな周波数の違いをも指摘していたので、プロってすごいな、指揮者ってすごいなと思いましたね(※音=周波数)。

ちなみに、オーケストラなど演奏者たちが一度指揮者を見くびると、演奏上全然言うことを聞かないというのは本当のようで、駆け出しの指揮者は内心ガクブルしながらやるそうです。

(7) Composition and Music Theory

作曲・音楽理論専攻です。学校によって、CompositionとMusic Theoryが別々の専攻であったり、ArrangingやEditing専攻の中に含めていたりします。また、映画音楽の作曲に特化した Music Composition for the Screenという専攻を設けている学校もあります。

この専攻では、演奏が分からなければ作曲できないということで、歌、楽器のPrivate Lessonsが必修となる場合が多く、Performance専攻と重複する授業も多いです。違いは、より音楽理論に重きを置く点。作曲するには、メロディー、ハーモニー、リズム、コード、つまりMusic Theoryに精通していなければならないからです。

現在は紙にスコアを起こす、ということはほとんどしません。Finaleなどのソフトウェアを使って作曲するので、そういう勉強もします。

なお、ここで言う作曲とは基本的に器楽かつ多重奏になります。もちろん、クラシックに限りませんが。従って、歌をつくりたい人はSongwritingへ行った方が良いです。

(8) Songwriting

ソングライティング専攻です。歌をつくり(歌詞と曲をつくる)、自分でパフォーマンスし、音楽業界について勉強します。歌詞、音楽、音楽ビジネスにフォーカスしている点が特徴です。歌や楽器のPrivate Lessonsは必修です。もちろん、歌詞は英語でつくります。

留学生でもこの専攻を取る人はいますが、正直、ネイティブ並みに英会話が得意、かつ、アメリカのカルチャーも分かってないと中々厳しいと思います。

多くの英単語は、音でいうとSyllable(音節)が組み合わさってできています。単語ごとにSyllableがどうなっているか分かりますか?また、アクセントも重要です。あなたは単語ごとに第1アクセント、第2アクセント、第3アクセントが分かりますか?そして、単語を構成する個々の母音、子音の違いを単語ごとに知っていますか?単語が文になったときに、どう発音が変わるか分かりますか?

そんなの、うちらには分からなくない?

でも、これらはSongwritingするにあたり、絶対不可欠な前知識です。英語ネイティブは、これらを感覚で捉えて理解していますが、第2言語として英語を使う私たちは何となくでしか分かりません。私が留学生にはかなりハードルが高いと言った理由がお分かりいただけると思います。

とは言え、Contemporary Musicで歌をやりたい人は、是非ともSongwritingの授業があれば取って欲しいです。私もSongwritingの授業を取りましたが、本当に勉強になりました。すごく英語の勉強になったし、歌詞や曲の構成を実際に長く愛されている歌やヒットチャートにある歌で学び、人気のある歌にはSongwritingの方法論があると分かりました。また、歌詞の構成を知ることで、歌手としてどう歌えばいいかというのも見えてきました。そして、何より、自分でSongwritingするのはすごく楽しいです。

(9) Music Technology

音楽テクノロジー専攻です。将来、Sound Engineerなど、音楽関係のエンジニアを育成するための専攻です。

学校によって、Music Technology, Music Engineering, Music Production, Recording, Audio Arts, Audio and Sound Engineeringなど、専攻名や学部名が異っていたりします。Music Industryプログラムの中にMusic Technologyを擁している場合もあります。

各学校でプログラムの内容が異なりますが、一般的には現在音楽業界で使われているテクノロジーに加え、レコーディング、マスタリング、ミキシング、プロダクション、作曲、コンサートやライブ、劇場で使われる機材、音楽配信などについて学びます。

この学部は音楽の他に数学、物理、電気、機械を扱うので、「理系」分野といって良いと思います。

とは言え、Music Coreと呼ばれる音楽の基礎授業:Music Theory, Musicianship (Ear Training), Keyboards (Piano), 加えてComposition、歌や演奏のPrivate Lessonsも必修となります。

この分野を専攻したければ、やはり整ったスタジオを持っている学校を選ぶべきで、事前によくチェックしておいた方が良いでしょう。

また、どの専攻でも課題をこなすのにLaptop(ノートパソコン)がないと話にならないのですが、音楽系の学生はやはりMacbookを持っている人が大半です。特にこの学部ではよく使いますし、自分でヘッドフォン、MIDIキーボード、マイクなど必要機材も揃えていますね。

この専攻の良いところは、アメリカでは就職先が多く、給料も良い点です。パートタイムでの時給もかなり高いです。

(10) Music Business

音楽ビジネス専攻です。音楽ビジネス、マネジメントについて学びます。具体的には、音楽関連の契約、法令、知的財産、音楽出版、財務会計、プロモーション、その他音楽上の事務などです。音楽をキーワードにして、法学、経済学、経営学、財政学をかなり実践的に学びます。

Music Businessの他、Music Management, Music Industryという専攻名、学部名だったり、Arts managementの中にこの専攻が入っていたりします。

私がMcNally Smith College of MusicのCareer Servicesでバイトしていたときに、Berkleeの大学院卒(ギター専攻)のスタッフの方が、

学生時代の自分に、マイナー専攻でも良いから一番取らせたい科目だっ!!!

と言ってたくらい、この科目はMusicianが音楽業界で生き残っていくのにとても重要です。

また、在学中のインターンシップも必修で、テレビ局、ラジオ局、劇場、レコード会社、音楽事務所、音楽出版社、映画製作会社などなど、様々な方面で研修があります。

Engineerと並んで、求人がとても多く、給料も良いです。

(11) Music Education/ Pedagogy

音楽教育専攻です。音楽の先生になりたい人のための専攻になります。大学課程では、小学校〜高校の音楽の先生、学校のバン ド・オーケストラ・合唱の指揮・音楽指導、あるいはプライベートでの音楽の先生というのが卒業後の進路になります。

この専攻は音楽教育学が組み合わさったような内容で、Music Theory、歌や演奏のPrivate Lessons、音楽史、音楽教育、音楽教育テクノロジー、小児心理学、クラスルームマネジメントなどを学びます。なお、教員免許は州ごとに異なるため、プログラムの内容は州によって異なります。

大学課程のPerformance専攻を卒業後、大学院で1年ほど勉強すれば、音楽の先生としての資格や修士号、ライセンスを得ることもできます。

なお、大学の講師、音楽監督、音楽コンサルタント、音大の事務員などは、通常、大学院卒であることが求められます。

(12) Music History

音楽史専攻です。Music Literatureという名称になっている場合もあります。主にヨーロッパ、北米の音楽史について、各時代における音楽スタイルやジャンルを学びます。

この専攻のプログラムは、1/3が音楽史、1/3が歌や演奏、Musicianship、そして残りの1/3が一般教養で構成されます。ヨーロッパ言語(ドイツ語、スペイン語、フランス語)の授業や、歌や演奏のPrivate Lessonsが必修となります。

多くの大学では、学部課程より大学院課程のMusicology/ Ethnomusicologyの中にMusic Historyを含めています。

(13) Ethnomusicology/ World Music/ Musicology

民族音楽学専攻です。世界中、あるいは特定の国・地域の音楽の形式、手法、表現方法を学びます。ざっくり言うと、Musicologyはクラシック中心で、Ethnomusicology/ World Musicはそれ以外の国や文化で発達した音楽スタイルを扱います。

Music History同様、外国語が必修となる場合も多いです。Performanceにフォーカスするか、それとも研究にフォーカスするかで必修となる科目が変わってきます。

(14) Music Therapy

音楽療法専攻です。The American Music Therapy Associationによると、「音楽療法とは、臨床治療かつ根拠に基づく音楽介入の手法」であり、医療や教育現場において、健康促進、ストレスとの上手い付き合い、痛みの緩和、感情表現、記憶の拡大、コミュニケーションの改善、身体的なリハビリの促進のために使われています。

音楽療法師は、Musicianでありながら、医療関係者でありセラピスト、そしてプロの救護を組み合わせたような仕事です。そのため、この専攻では、音楽、心理学、生物学、社会学、生物科学の授業、そして一般教養があります。

(15) Acoustics

音響学専攻です。音楽というより、音そのものを研究するところです。数学、科学、物理を使うので、完全に「理系」です。私たちが知覚する音や音の聞こえ方を、心理学、神経学、生理学を使って分析したり、音響デザインがどのように空間や環境、製品をつくるのか学びます。

Music Technologyでも音響学を勉強します。

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以上、音・音楽に関する専攻のご紹介でした。この他にも、大学によってユニークな専攻を設けていたり、専攻名が違っていたりすることがあると思いますが、大部分は上記で網羅できたと思います。

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