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アメリカの音大(大学):Performance専攻の詳細解説

Orchestra 音大情報
この記事は約19分で読めます。

アメリカに音楽留学を希望する人は、歌や楽器などのPerformanceをやりたい人が多いのではないでしょうか?

Performance専攻については、アメリカの音大(大学)の音楽系専攻まとめで大雑把に説明していますが、ここではもうちょっと具体的に説明していきたいと思います。

アメリカの大学は、学校によって学べることが結構違います。それぞれの大学に特色があるので、留学先の学校を探すには学校のプログラムを調べたり、専攻の内容を確認したり、授業内容を具体的に見ていく必要があります。「じゃ、どうやって調べるの?」と言ったら、各学校には学生が知らなければならないことが全て書かれている”Course Catalog”というものがあるので、それをよく読み込むことが必要になってくるんです。

とはいえ、

英語が分からん。。。

実際にどんなことをするか具体的にイメージできん。。。

という方もいると思います。

そこで今回はPerformance専攻について、実際にいくつかの大学を挙げながら、プログラムや学校によってどのように内容が違うのか詳しく見ていこうと思います!学費などの費用については考慮せず、プログラムやコース内容だけを見ていきますね。ちょっと長いですがお付き合いください。

私自身が専攻したので一番話せるのよ!

学校を探すときのコツやヒントを掴んでもらえたら嬉しい〜

1. アメリカの音大(大学)のPerformance専攻って何するの?

Library

(1) BA (Bachelor of Arts in Music) programのPerformance専攻

まず最初に、音楽に関する学部レベルのプログラムは大きく分けて、BA (Bachelor of Arts in Music)とBM (Bachelor of Music)の2通りあります。通常、BA (Bachelor of Arts) プログラムは、BM (Bachelor of Music) に比べて音楽の必修単位数がかなり少ないです。つまり音楽以外の授業(=一般教養)のボリュームが多く、BMに比べて音楽の専門性は低くなります。

既に大学を卒業していて違う分野で改めて学部レベルの卒業資格を得たい場合は、2BA(Second Bachelor)のプログラムを用意している学校もあります。これはBAプログラムから一般教養を除いて専門のコースだけを残し、短期間で卒業資格が取れるプログラムです。ただ、2BAをわざわざ探さなくても、卒業した大学から成績証明書などをもらって単位移行すれば、BAでもBMでも卒業までの在籍期間を短くすることができます。

※詳しくは、アメリカの音大(大学)の音楽系専攻で取れる学位とは?をご覧ください。

それでは、具体的にいくつかの大学のプログラム内容を見ていきましょう!

※各大学の説明の最後に、今回参考にしたプログラム内容のリンクを貼っています。ぜひ、見比べながら読み進めて下さい。

① University of Minnesota

まず、一般的なBAのケースを挙げます。

University of Minnesotaは、ミネソタ州で一番大きな州立大学で、音楽分野も充実しており、BAもBMもオファーしていて、マスター、ドクタープログラムもあります。

私が最初に入学したMcNally Smith College of Musicはミネソタ州にあった音大で、University of Minnesota出身の先生も多かったよ。

McNallyが閉校した後に行ったColumbia College Chicagoでは、Voiceの基礎クラスでUniversity of Minnesotaの先生が執筆したテキストを使っていたんだ。

University of MinnesotaのBA in Musicは、卒業単位120単位のうち、34〜50単位が音楽分野の履修になります。1年次では作曲(場合によってはMusic Theoryを含むかも)と第2外国語が必修になっています。留学生は、第2外国語の履修は応相談、またはELSを優先するように言われることが多いです。

音楽分野で必修となっているクラスは、Music Theory、Ear Training、Music History、Keyboardです。これらが必修科目となっているのはどこの大学、プログラムでも同じです。必ず通る音楽の基礎部分になります。University of MinnesotaのBAではこの基礎部分を4年間かけて履修するようになっています。

BMだとこの基礎部分は大体1年半〜2年位で終了して、その後はより実践的な授業になっていくよ

3〜4年次は専門性によって、リサイタルやリサーチスタディ、作曲、メディア、音楽教育といったものが加わります。また、Private LessonsやEnsemblesなど実践的な授業は3〜4年次で履修するようです。

ご覧の通り、一般的なBA(BA in Music)プログラムは「基礎+実践少し」なので、音楽初心者や、

色々学びながら、音楽をちょっと深めにやってみたいんだよね〜

という人向けと言えると思います。

BAプログラムは音楽以外の必修科目が多いです。

卒業単位を超えて、取りたい音楽の授業を取るという方法もあるかと思います。しかし、1 semesterで決められた単位数以上を履修する場合は、その分費用が加算されます。それに英語があまりできない状態でクラス数を増やしても、自分で自分の首を締めてしまいます。また、通常は基礎コースを履修しないと次のレベルのコースを履修できないようになっているので、実は好き勝手にクラスを取れません。

さらに音楽系特有の事情として、Composition、 Arranging、Recital、Private Lessons, Ensemblesなど創作や実践が必要なクラスを取っている場合は、個人練習や一緒に演奏する人との調整・練習、暗譜、創作をするので、そちらに大きく時間を割くようになります。そんな中で、他の授業で毎回エッセイの宿題があったり、大量の本を読んだりするのは結構大変です。

こうしたことを考えると、実際のところ、卒業単位数より多く単位を取るというのは中々厳しくて、学校側がサンプルとして出しているような履修になっていくかと思います。

※University of MinnesotaのBAプログラム詳細は、こちらをご覧ください。

② Bard College

日本ではあまり馴染みがないと思いますが、Bard CollegeはNew York州 Annandale-on-Hudsonにある名門リベラルアーツ・カレッジです。一般的には、リベラルアーツ・カレッジは幅広く教養を学ぶ目的で設置されている大学なので、専門的な音楽教育を受けたい人には馴染見ません。しかし、いくつかのリベラルアーツ・カレッジは全米トップクラスの音楽学校として名を馳せています。

実は…BAでも、一般的なプログラムと一線を画す大学もあるんだよ!

Bard Collegeはそうしたリベラルアーツ・カレッジの一つで、芸術分野が有名です。音楽教育は正に全米トップクラスで、音大以上に充実している素晴らしい内容です。この大学の音楽プログラムでは、BAが取得できます(BMはありません)。

しかも…入学時のオーディションがない!

つまり、音楽の経験者じゃなくても、スキルに不安があっても、全然気にしなくてい良いんです!BAプログラムは、入学時のオーディションが無いことも多いです。この場合、入学申請で必要なのは高校の成績やエッセイなどの提出で、書類審査が中心となります。

さてさて、同校のBAプログラムの内容を見ていきましょう。

Bard Collegeでは、Classical Performance、Composition、Voice、Jazz、Electronic、Experimental、Ethnomusicology、Music History、Music Theoryといったものが幅広く学べ、「音楽専攻」では次の4つの分野にフォーカスしています。

  1. performance or composition in classical, jazz, or electronic music genres
  2. western music research and history
  3. music theory and analysis
  4. ethnomusicology

上記の各分野ごとにアドバイザーがいて、卒業までどう授業を履修すれば良いか、一人ひとりに合った最高のプランを提案してくれるようです。卒業後の進路についても相談できそうですね!

どこの学校にも履修や休学、転科などの相談ができるAcademic Advisorという方達がいて、各学生には担当のAcademic Advisorがつきます。でも、どれほど親身になってくれるかは、校風や担当者のキャラ、双方の関係性によります。この学校ではAcademic Advisorプラス専門分野のアドバイザーがいるのか分かりませんが、学校がアドバイザー推しなので恐らくサポートが他校より充実しているのかなと思います。

分からないことはアドバイザーに相談すれば良いね!安心!

Bard Collegeでは、卒業要件として上記1〜4の分野に応じて、performance workshops, private lessons, composition workshops, ensembles といったクラスを毎学期取る必要があります。

Sophomore(2年次)ではModeration Projectというものがあり、performanceやcompositionの学生たちは、オリジナル曲・その他のレパートリーで25〜40分のリサイタルを開催することが必須です。research、analysis、ethnomusicologyといった学術系の学生は、相応のレポート提出をすることになります。

Senior(4年次)ではSenior Projectがあり、performanceやcompositionの学生たちは30〜60分のコンサートを2回実施しなくてはなりません。 music historyやtheoryの学生は、やはり相応のレポートを提出することになります(卒論みたいなものですね)。

ご覧の通り、Bard CollegeはBAプログラムですが、実践的なクラスに相当力が入っています。そして、この学校には他にも素敵ポイントがあります。それは…

1年次からPrivate Lessonsが取れること‼︎

実は1年次からPrivate Lessonsが取れる学校は意外と少ないです。多くの場合、1年次である程度基礎を勉強させて、2年次以降にPrivate Lessonsを取らせるようにしています。なので、「とにかく演奏や歌を上達させたい!」という人にとっては、1年次からのPrivate Lessonsはすごく嬉しいポイントです。しかも、Bard Collegeはリベラル・アーツなのにレッスンを受けられる楽器の数も多いし、ジャンルで先生が分かれているのも凄いです。

経験者じゃなくても、基礎から始められて、プロの道へ導いてくれるようなプログラムだね!

余談ですが、Bard CollegeにはBard College Conservertory of Musicがあります。Conservertoryは基本マスター以上が対象のようですが、学部生には5年間で2つの学位を取得できるDual Programをオファーしているようです。

※Bard CollegeのBAプログラム詳細は、こちらをご覧ください。

BA(BA in Music)プログラムについて2つの学校の内容を見てきました。BAプログラムは一般的に専門分野の履修が少ないという傾向があるものの、学校によっては音楽をよりしっかり学べるBAプログラムを提供しているところがあるとお分かりいただけたかと思います。

(2) BM/ BMus (Bachelor of Music) programのPerformance専攻

Drummer

ここからは、音楽専門のBachelor of Music(BMもしくはBMusと略します)プログラムについて、2つの学校を例に見ていきましょう。

①Oberlin College and Conservatory

Oberlinはオハイオ州にある超名門リベラルアーツ大学です。リベラルアーツですが、音楽専門のプログラムがあって、そのプログラム内容や講師陣は全米屈指と評価されています。

まず、College of Arts and Sciences Department(人文科学学部)の中にMusical Studiesがありますが、こちらはBAプログラムです。音楽を専門的に勉強したい人はConservatory of MusicがオファーするDegreeを確認して下さい。BM (Bachelor of Music) からMM (Master of Music) 、Diplomaなどがあって、専攻の数(専攻の種類や対応できる楽器の数)がとても多いです。

ちなみに、日本の桜美林大学は創立者がOberlinの卒業生で、母校に因んで大学の名前を付けたそうで、Oberlinは桜美林大学の提携校の1つでもあります。

私の友人が桜美林大学の卒業生だったり、ニューヨークのブロードウェイで歌唱指導をしているOberlin出身の先生に習ったりしたことがあって、Oberlinは個人的に親しみがあるなぁ〜

それでは、OberlinのBMプログラムの中で、アメリカならではのJazz Performanceを取り上げて見てみましょう。なお、この学校ではJazz PerformanceにVocalを含むようです(※Jazz PerformanceにVocalを含まない学校が結構多いです)。

まず、卒業単位は168単位。かなり単位数が多く見えますが、1クラスにおける単位が大きいので勉強するボリュームは他の学校と同じだと思います。そのうち32単位は人文科学から取得することになっています。また、Semester制(秋・春の2学期制)の学校ですが、Winter Term、Summer Sessionをオファーしていて、BMの学生はThree winter term projectが必須になっています。

Jazz PerformanceのCourse Requirementsを見てみましょう。

1〜4年次まで毎学期しっかりPrivate Lessonsがあります。Jazz Ensembleの参加も1〜4年次まで毎学期マスト。そしてEnsembleに入るためには、毎年オーデションを受けなければなりません。

Ensembleのオーディションはどこの学校でもあるよ。希望の所に入れるように、毎回(毎年、毎学期)、学生は皆頑張って受けるんだ!

また、この学校ではpublic eventが毎週開催され、Jazzの学生は参加義務があると同時に、所属するEnsembleでのパフォーマンスが必須になっています。出演スケジュールは分かりませんが、Jazz Ensembleは全部で3つあるようなので、かなり頻繁にpublic eventで演奏することになりそうです。

Oberlinでは実技の習得や実践に力を入れていることが分かりますね。

BMプログラムなので、Music TheoryやAural Skills (=Ear Training)の基本的な授業は、やはり最初の2年で詰め込みます。Historyは座学系ですが、最初の1学期だけの履修で、ちょっと少ない気がします。 基礎のPiano/ Keyboardは2学期分しかないので、やはり少ないです(もちろん、Piano/ Keyboard専攻の人はもっとあるし、Private Lessonsでしっかりやると思います)。

Jazz TheoryやJazz Aural Skillsがありますが、Jazzは複雑なコードやコード進行があるので、大抵は基礎的な部分が終わってからやることが多いと思います。でも、Oberlinは基礎と同時進行でやっています。また、Jazz専攻においてJazz TheoryもしくはTheory上級が必修となるのはよくあることです。しかし、OberlinのようにJazz Aural Skillsまで加えているのは珍しいかもしれません。

耳の良さは、ミュージシャンにとって超重要!きちんと鍛えてくれるんだね。

Improvisation(即興演奏)を2年かけてしっかり勉強させるのもさすがです。ImprovisationはJazzの特徴なので、Jazz Performerになるなら必ず勉強しなければならないものです。何度も試行錯誤しながら自分なりの即興ができるようになるまで時間がかかります。でも、この学校で2年間みっちりやればかなり実践力がつきそうです。

Basic Arrange/ Comp Techも必修となっています。今どきはPCを使って作曲、アレンジ、楽譜制作するのが普通なので、特にJazz、Contemporary系のプログラムだったら、どこの学校でも必修になっているかと思います。

BMプログラムはプロミュージシャンとして必要な素養を身に着けられるプログラム構成になっているんだ。JazzやContemporaryはアレンジや楽譜制作も多いので、基礎的なTechのクラスが必修になってるよ

また、African-American Musicを1年かけて勉強するのもJazz専攻ならではですね 。恐らく、座学系のクラスかなと思います。基礎のHistoryが1学期分だけだったので、その分ここで勉強するのでしょう。

1年次、2年次はexamが必修になっています。これは多分学年末テストといったところでしょうか。Junior/ Senior Recitalは()付きなので、恐らくマストではないと思います。BMだとJunior and/or Senior Recitalは必修の学校が多いですが、Oberlinの場合、Jazzの特性からEnsembleを重視しているのかもしれませんね。

※Oberlin College and ConservatoryのBMプログラムおよびJazz Performanceの詳細は、こちらをご覧ください。

②The Juilliard School

アメリカの大学、音大を知らない日本人でも多分一度は聞いたことがあるだろう、Juilliard。この学校ではDance、Drama、Musicが学べます。中でも音楽教育の評価はアメリカNo.1、いや世界No.1と言っても過言ではありません。学生の音楽レベルも半端ないです。

泣く子も黙る…だね

そんなニューヨークにある超名門校、JuilliardのVocalのBMプログラムを見てみましょう。

まず、卒業単位は170単位。前述のOberlin同様、かなり単位数が多く見えますが、実際に勉強するボリューム、クラス数は他の学校と同じだと思います。

初年度はDiscover Juilliard、Essentials of Entreprenurship in the Artsの履修が必修になっています。これらは学生にアーティストとしてのキャリアプランを考えさせるための基礎授業です。こうしたことを初年度からきちんと教えてくれるなんて、丁寧ですね。

やっぱりキャリアパスを考えてくれる学校、プログラムは良いよね!

Music Theory、Ear Training、Piano、Historyの基礎部分は1〜2年次で終わらせて、このうち一部は上位クラスの履修を3年次でもするようになっています。Historyがこんなにガッツリあるのは正直驚きました。実技だけではなく、歴史的な流れや裏付けを徹底的に学ばせるのだと思います。

また、Vocal専攻においてDictionという授業は非常に重要です。特にクラシックでは、Vocalistは様々な言語で歌うことになるので、Dictionのクラスで欧米言語の発音の勉強をします。とはいえ、多くの場合はBMプログラムでも1〜2クラスくらいが必修として用意されているかと思います。

しかし、JuilliardではDictionが1〜3年次まであります。Semesterごとに必ず1クラス取るようです。各言語ごとにクラスをオファーしているのが本当に凄いです。恐らく、それぞれの言語のネイティブ、かつ、Vocal Trainingの一環としてDictionを指導できる先生方が充実しているのだと思います。また、発音だけでなく、各言語の「文学」も必修になっています。これも凄いです!

やはり目線が世界に向かっていて、本当のプロフェッショナルを育てるという気迫を感じます。

ただ、ただ、すごい…!

そしてDramatic Studies for SIngersとして1〜4年次まで、毎年3〜4クラスの履修が必修になっています。歌手としてどのように演じ振る舞うか勉強する内容で、こうした実践的なクラスが1年次からガッツリあります。多くの学校では、こうしたクラスは基礎が終わった後の上位クラスとして3〜4年次に入ってくることが多いかと思いますが…さすがJuilliard!

当然ながら、Private Lessonsは1〜4年次までマストです。

そして、毎年Juryがあります。Juryが1年次から必須というのは、Juilliardらしいです。それだけ実技指導も気合が入っていて、学生の実技レベルも高いということですね。

Juryとは特にPrivate Lessonsで次のレベルに行くための試験です。その学期、その年の課題曲を審査員の先生方の前でパフォーマンスしたり、勉強してきたことに関して質疑応答します。落ちた場合は、翌年も同じレベルの勉強をしなければならず、場合によっては次の学年に進めない(他のクラスも次のレベルを履修できない)ことがあります。

学校のルールにより受験のタイミングは異なりますが、Vocalの学生は全員、Jury受験が必須です。パフォーマンス系の試験は追試がないことがほとんどなので、とにかく本番にあわせて体調を整えるのが大事です。

本番までにPrivate Lessonsの先生と相談しつつ入念に準備して、直前には伴奏者と合わせたりします。Jazz以降の音楽ジャンルの場合は、事前にアレンジや楽譜制作を行ったり、ポートフォリオとして提出できるようなファイル作成し、提出することもあります。

Juryは厳格に行われます。公平性を期すため、Private Lessonsの先生以外の先生方が審査員となり、学生は一人ひとり呼ばれて、締め切った部屋で持ち曲のうち何曲かをパフォーマンスし、その場で先生から論評をもらいます。多分、一番緊張する試験です。

3年次にはShared Recital、4年次ではRecialが必須になっています。加えて、Vocalの学生としてパフォーマンスできる機会は、オペラ公演、リサイタル、コンサートと数えきれないほど用意されています。

なんと、Juilliardでは他学部含めて一般公開されるイベントが年間約700あるようです!

音楽ではオーケストラ、室内楽、コンチェルト、ソロリサイタル、ジャズ、コンテンポラリーなどがあります。Juilliardのサイト上でEnsemblesという言葉は見かけませんでしたが、恐らく音楽の学生はどこかに所属してイベントに出演するのでしょう。パフォーマンスの機会がおびただしいほどあって、しかもニューヨーク。音楽をやりたい人にとって素晴らしい環境です。

この他、どこの学校でも「学内リサイタル」が定期的に開催され、学生は参加義務があったり、Private Lessonsの先生と調整しながらパフォーマンスしたりするよ

※The Juilliard SchoolのBMプログラム、Vocalの詳細は、こちらをご覧ください。

最後に、「超名門」とか「名門」とか言いましたが、日本の偏差値で大学を見るようなことはしないでくださいね。アメリカには偏差値は存在しないので。

アメリカの大学の評価は、実績、プログラム内容、指導者の質、施設などで複合的に行われます。もちろん、それらの内容が良ければ、入学を希望する学生のレベルが高くなると同時に希望者が多くなり、入学試験のときの競争、そして在学中の競争(こちらの方がずっと大変です)が激しくなります。

いわゆる「名門」に背伸びをして入れたとしても、それがあなたにとって良いかは別問題です。強い個性を放ち、凄まじい実力を持つ学生たちの中で、生き延びていくのが辛くなるかもしれません。名前で大学を選ぶのではなく、きちんと内容や校風を調べて、気に入ったところへ行ってください。フィーリングの合うところで、やりたい事がしっかり学べるように。その方がきっとあなたの「芽」が出るはずです。

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