やりたいことが見つからないけど、このままで良いのかな？？
将来何となく不安。。。
「やりたいこと」が見つからなくて不安になっている、「何をしたら良いか分からない」、「将来どういう道へ進めば良いんだろう？」そんな風に悩んでいる方は多くいらしゃるんじゃないでしょうか。私も10代、20代はもちろん、社会人になってからも「これで良いのかな？」と思うことが多々ありました。
私は40代なので、それなりに色々と経験してきた訳で。恐らくこのウェブサイトにたどり着いてくださった方は、私よりずっとお若い方で、留学に興味があるから来てくださったんだと思います。とはいえ、色々悩むこともあると思いますし、多分煮え切らない何かモヤモヤしたものを抱えがちなお年頃でもあると思います。そして学生さんだと、早く進路を決めなきゃいけなくて、時間だけが過ぎていく。。。みたいな？
めちゃくちゃ分かります。
そこで、本記事では、過去の自分を振り返りながら、そのモヤモヤを一緒に解決する方法を考えてみたいと思います。
1. 「やりたいことが見つからない」とは？
(1) 「やりたいことが見つからない」は３つに分類できる
将来を考えるとき、「やりたいことが見つからない」は次の３つに分類できるかと思います。
①「何をしたら良いのかわからない」
②「やりたいことが色々あって、一つに絞れない」
③「やりたいことは全て尽くして、もはややりたいことがない」
①「何をしたら良いのかわからない」
＜症状＞
これに当てはまる方、「私はXXだから△△なんて無理、できない」と何に対しても言いがちです。あるいは、誰かにオーダーされないと動けません。無気力な人の場合もあれば、自分のことなのに決定権を他人に譲ってしまう人もいます。
そういう人に共通しているのは、自分では何も行動を起こさないということです。
でも特に10代や20代なら、知識も経験も出会いも圧倒的に少ないから、「何をしたら良いかわからない」は当たり前だと思います。未成年なら親御さんの庇護の下で生活していて、そこから出ずに基本言われたことをやっている訳ですし。
＜処方箋＞
実は、これに対する簡単な解決方法があります。何でも良いから、何か行動してみるんです。
何でも良いから何か一つ、小さくて良いので新しい行動、今までとはちょっと違うことをしてみてください。
絶対にあなたの世界が変わりすよ！
YouTubeを見る、本を読む、映画・ドラマを観る、料理をつくる、運動する、友達に会う、サークルに入る、とりあえず出かけてみる。。。生活の中でできる新しいことをやってると、その中で面白いなと思うものが必ず出てきます。必ずヒントが見えてくるもんなんです、不思議と。
やっていて面白い、楽しいものは、もう少し、もう少しと続けてみてください。そうしているうちに、いずれあなたのやっていることは広がったり深くなったりしていきます。
そう、気付いたら「何をしたら良いかわからない」問題は解決しているはずです。
お笑い芸人のジミー大西さんは、画家としても大成しましたが、絵をはじめた切っ掛けを皆さんご存知でしょうか？借金の取り立てが酷くて家から出られなくなった時期があり、余りにも暇で初めて絵でも描こうかなと思って始めたそうです。やっているうちに楽しくなって続けたそうですが、岡本太郎先生にも認められる程の画家になるなんて、きっとご本人も想像していなかったことでしょう。
②「やりたいことが色々あって、一つに絞れない」
＜症状＞
好奇心旺盛過ぎて、どの道を選んだら良いかわからない。結果、何をしたら良いかわからない。稀にそういう人、いますよね。
実は昔の私はコレでした。読書が好きだったので本から影響を受けることも多かったし、ニュースや音楽から影響を受けることも多かった。もちろん、人との出会いは影響力がすごくて単純な私はすぐ影響を受けてました。私がかつて将来なりたかったものをリストアップすると、競泳選手、漫画家、画家、天文学者、心理カウンセラー、作家、建築家、国連職員、外交官。。。と色々あり過ぎて笑えます。実は、他にも色々やりたいことがあった。だけど進路を考えるとき、やはり何か一つに絞らないといけない。でも高校時代、「これなら絶対負けない」というブッチギリの強みとか、将来この道に絶対進みたいというものがありませんでした。また、小学生の頃から留学に憧れていましたが、経済的に無理だと勝手に決めつけたり。。。長らく悶々としてました。
＜処方箋＞
これも、実は簡単な解決方法があります。思い浮かんだものは手当たり次第やってみる、です。
結局、昔の私は頭デッカチで、ただひたすら考えてばかりだった気がします。また、どれが一番自分にとって良いかを判断できるような知識や経験もなかった。何故か1つに絞らないといけないと思っていたから、やってみたかったものを色々理由をつけて消去法で消して、最終的に残ったものを選ぼうとしました。でも今思えば、手当たり次第全部やって経験値を上げた方が絶対良かった。
当時、経済的な理由で留学を諦めたけど、その必要もなかった。資金調達の方法や行く手段はいくらでもあるのに、それに気づけなかっただけでした。
それに手当たり次第やりたいことを全部やったところで、全て継続できる訳じゃないです。やってみたら、「あれ？違うな」と思うこともあるし、自然と興味が薄れていくこともあります。また、やっているうちに新しい道が見えてくることもあります。
所詮、長い人生の中でやりたいことは変わっていきます。ずっと同じはあり得ないんです。だから、高校生や大学生の段階でガチガチに決めなくても良いんじゃないかと思います。遠回りに見えたとしても、人生何をやっても無駄はないし、必ず得た経験は後で活きてきます。ホントに！
例えば、私の周りにはこんな人たちがいます。
- 高校卒業後にバスガイドになって、お金を貯めて専門学校へ行って、その後テレビ局の制作をやっている
- 大手電話会社を退職して、自分でラジオ局をつくった
- アメリカ、イギリスに留学して大学の講師になった。でも退職して、エステティシャンになってサロン運営している
皆に共通しているのは、自分が面白いとか、興味があるとか、やってみたいと思うことをやっていて、ずっと動き続けていること。もちろん、途中迷ったりもするけれど、自分の気持ちに素直だなと思います。
まぁ私自身も16年公務員やって、退職してアメリカへ音楽留学しましたからね。そして卒業した今は、色々とやりたいことが、さらにクリアに見えるようになりました。
自分の興味も変わるし、望んだ進路を変更しなければならないこともある。だから、今、面白そうだと思うことをやればいいんです。一つでもいいし、幾つやったっていい。やれることを一つずつコツコツやっていくうちに、気づけば必ず抜きん出る。そんな風に思います。
昔は良い大学へ行って、優良企業に就職すれば人生安泰と言われました。でもそんな時代、とっくに終わっています。
大学へ行く必要があれば行けばいい。しかし今は、自分の頭で考えて、実践的に知識や経験を積んでいく方が大事だと思います。
好きなことや面白いと思うことをドンドンやって、失敗だって沢山すればいいんです。話のネタになるし。長い目で見れば、失敗と思ったことだって将来より良くなるための必要なプロセスですから。
③「やりたいことは全てやり尽くして、もはややりたいことがない」
＜症状＞
仙人級というか、贅沢な悩みで、やりたいことはやり尽くしてしまったから、もうやりたいことがないって人ですね。中年以降で、たまに見かけます。
＜処方箋＞
その境地に到るまでにはある程度の資金と時間が必要なので、若い人でこういう悩みを持つ人はほとんどいないと思います。
そもそもご自身は「やりたいことが見つからない」は問題と捉えていないケースが多いと思うので、ここでの説明は割愛します（笑）。そんな人でも、ある程度時間が経つと、またムクムクと何かし始めますしね。
まぁ、シャレで書きました。そういう人もいますよーってことで。
2. まとめ
このWebサイトでは、アメリカ、留学、音楽、英語をキーワードとして情報を発信していますが、今回はちょっと趣向を変えて、学生の皆さんがよく当たる壁、「やりたいことが見つからない」問題を取り上げてみました。
解決方法は、とにかく行動すること！です。
ちなみに、この悩みは大人になるにつれ、無くなっていきます。一つは社会に出て自分で収入を得られるようになることで、視野やできることの幅が広がり、自己責任で自由に行動していけるようになるからです。自然とやりたいことも出てくるし、やる余裕もできます。他方で、仕事と生活に追われるので、いちいち悠長に考えている暇がない現実もあります。「やりたいこと」ではなく、「やらなければならないこと」のオンパレードになりがちなんですよ。
学生時代は時間が沢山あるので、ぜひ今のうちに色々なことにチャレンジしてみてください。
最後に、アメリカ留学希望の方へ。
かつての私のように経済的な理由で留学を諦める必要はないです。必ず道がありますから。また、大学留学したいけど専攻が決まらないなら、コミュニティカレッジや、色々体系的に学べるリベラルアーツカレッジへ行けば良いですよ。アメリカでどんなことができるかは、次のページが参考になるかと思います。
