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アメリカ旅行 ESTA申請まる分かり解説

はじめに
この記事は約6分で読めます。

アメリカ旅行を計画しているけど、渡米にはESTAっていうものを申請しなきゃいけないらしい。ESTAって何?どうやって申請したらいい?

ESTAは2009年から義務化されたシステムです。私は2012年に渡米した際、自分でESTA申請をしています。2020年の今、改めて在日米国大使館とESTA公式サイトを確認しながら、ESTAについて本記事で分かりやすく解説していきます。

在日米国大使館は、ESTAの模倣サイトに注意!と呼びかけています。ESTA申請公式サイトは1つだけです(https://esta.cbp.dhs.gov)!これ、本当に注意してくださいね。

1. ESTAとは?

(1) ESTAとは何か?

ESTAとは、ビザ免除プログラムを利用して渡米する場合、申請が必要となる電子システムです。

米国土安全保障省(DHS)が2009年1月12日から義務化しました。ビザ免除プログラムを利用して、90日以下の短期商用、観光目的で渡米しようとする全ての方は、アメリカ行きの航空機や船舶に搭乗する前に、必ず電子渡航認証を受けなければなりません。渡米前に申請して、事前に渡航認証を受ける電子システム、それがESTAです。

留学や就労などで渡米する場合は、目的に応じたビザの申請が必要で、ESTA申請は必要ありません。

今度、ロサンゼルスにいる友達のところへ遊びに行くんだ♫

良いねー、飛行機のチケットは取った?

取ったよ。もう準備万端!

ESTAは申請した?

え?アメリカならビザ無しで行けるっしょ。3ヶ月くらいまでの滞在ならビザいらないじゃん?

そうだね。でも、ビザ無しの場合は、事前にESTA申請しないと渡米できなくなっちゃうよ

そうなの?!でもESTAって何?

インターネットで個人情報などを登録するんだよ。そうすると渡航認証がもらえるんだ

やばっ、早くやらなくちゃ

公式サイトで簡単にできるよ。少なくとも出発の3日前までに終わらせておくと良いよ。念の為、渡航認証を印刷して持っていくと良いよ。旅行、楽しんできてね。

ありがとう!

ESTA申請についての、米国大使館公式ビデオが分かりやすいです。

(2) ESTA申請方法

  1. 申請時期:少なくとも渡米日の72時間以上前
  2. 申請料金:14ドル
  3. 有効期限:2年。ESTA有効期間中、米国への複数回の渡航が可能。ただし、2年以内にパスポートが切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効となる
  4. ESTA申請にかかる所要時間:約20分
  5. 申請方法:下のビデオを参考に、公式サイトから行ってください
  • 公式サイトの言語は、日本語に切り替えられます
  • 記入は全て英語ですが、名前や住所など、簡単なものです
  • 滞在先が決まっていない場合は未記入で大丈夫です
  • 支払いは日本のクレジットカード、Paypalが使えます
  • 個人だけでなく、家族やグループでのESTA申請も可能です

2. ビザ免除プログラムとは?

上記ESTAの説明で「ビザ免除プログラム」という言葉が出てきますが、これについて説明していきます。

(1) ビザ免除プログラムとは何か?

ビザ免除プログラムは、英語でVisa Waiver Program(VWP)と言います。

これはアメリカ政府が、39ヶ国の国民について、有効なパスポートと、往復または次の目的地までの航空券・乗船券を所持し、渡米目的が観光・商用であれば、最長90日までのビザなし滞在を許可するというものです。日本はビザ免除プログラム参加国です。

ただし、次の場合は、ビザ免除プログラムを利用して渡米することはできません。

  • ビザ免除プログラム参加国の国籍の方で、2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航または滞在したことがある方(ビザ免除プログラム参加国の軍または正規政府職員として公務を遂行するために渡航した場合は特例あり)
  • ビザ免除プログラム参加国の国籍と、イラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリアのいずれかの国籍を有する二重国籍者の方

また、次に該当する方もビザ免除プログラムを利用できません。

  • 有罪判決の有無に関わらず逮捕歴のある方
  • 犯罪歴のある方(恩赦、大赦などの法的措置が取られた場合も含む)
  • 重い伝染病を患っている方
  • 過去に米国への入国を拒否されたり強制送還された方
  • ビザ免除プログラムで入国し、オーバーステイしたことがある方

※ビザ免除プログラムを利用できない方は、渡米の際にはビザを申請してください。

(2) ビザ免除プログラムの利用条件

  1. ビザ免除プログラム参加国の国籍である
  2. 有効なEパスポート(IC旅券)を持っている
  3. 電子渡航認証(ESTA)が承認されている
  4. 米国滞在日数が90日以下である
  5. 渡航目的が、次のもの(※<渡航目的>参照)
  6. 往復または次の目的地までの航空券・乗船券を持っている
  7. 電子チケットの場合は、入国地で移民審査官に提示できるよう旅行日程のコピーを持参
  8. 最終目的地がメキシコ、カナダ、バミューダ、カリブ諸島の場合は、それらの国の合法的居住者である
  9. 米国土安全保障省(DHS)と協定しているビザ免除プログラム(VWP)参加航空会社または船会社で渡航する。DHSと契約を締結している米国の民間会社がVWPで旅客を運ぶ場合を含む

<渡航目的>

  • 商用:取引先との会合、科学、教育、専門、ビジネス分野の会議への参加、短期研修(米国を源泉とする報酬を受けること不可)、契約交渉
  • 観光:友人や親族の訪問、治療、同窓会や社交、奉仕活動など、およびアマチュアとして報酬を伴わない音楽やスポーツなどのイベント・コンテストの参加(賞金は可)
  • 通過:米国を通過する、米国で乗継ぐ

ちなみに、ビザ免除プログラム参加国の国民(日本国籍の方含む)が、陸路で米国に入国する場合はESTAではなく、I-94Wフォームの提出が必要となります。ESTAが必要なのは、今のところ空路と海路のみに限定されています。

なお、ビザ免除プログラム参加国の国民の場合、バンクーバー、ビクトリア、ブリティッシュコロンビア、ワシントン州をフェリーで旅行する場合はESTA申請は不要です。

(3) パスポートの有効期間

渡米する場合、通常、滞在期間+6ヶ月間有効なパスポートを所持していなければなりません。しかし、国別協定で定められている6ヶ月ルールが免除される国の国民はこれに該当しません。日本は、6ヶ月ルールが免除される国の一つです。したがって、日本国籍の方のパスポートは、渡米から日本帰国までの間、有効である必要があります。パスポートの期間が足りない場合は、新しいパスポートを取得してください。

3. 模倣サイトに注意!

実は、私、今回記事を作成するにあたり、「ESTA申請」でググってみました。すると結構上位に模倣サイトが出てきて。。。かなり立派な日本語サイトで、見た目も名前も、URLまで一瞬公式と思わせるようなつくり。最初は模倣サイトと気付かず、「あれ?前に申請した時より随分丁寧に日本語で情報出てるなぁ?アメリカ、ESTA申請ごときで、わざわざこんな日本語サイトを別につくったのか??」と思いました。でも、問い合わせの住所や電話番号、サイト作成者を確認しようとしても中々見つからない。「怪しい。。。」と思ったら、申請料金のページで申請代行しているとの記載がありました。ESTA申請自体は14ドルしかかからないのに、代行手数料とあわせて8,000円程の請求額。吹っかけ過ぎでしょうよ!でも、トップページから申請フォームへ上手く誘導しているので、気を付けないと本当に公式と勘違いして、そのまま手続きしてしまいそうです。

ESTA申請は簡単に自分でできますからね!模倣サイトに注意して、ちゃんと公式で手続きしてくださいね!

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